とある理由により、添付のような基板をつくりました。本来であればプリント基板を起こしたかったのですが、手持ちで無垢基板の古いものがあり、秋月電子で0.65mmのTSOP-8、0.8mmのSOT-23の変換基板が売っていたので、基板を作らずに試作してみようと思いました。
写真は途中まで作った基板のようすです。無垢の基板をベタ・グラウンドとしています。アナログ回路は「安定したグラウンド」が大切です。ワイヤで手でグラウンドを配線すると、どうしてもインダクタンスの問題が生じてしまいますので、このような形が良いといえます。
周りにアナログ回路のエンジニアがいらっしゃると、人の作業台のうえで、このような基板を見ることもあろうかと思いますが、あまりそのような環境ではない方などにはご参考になろうかと思いましたので、ご紹介します。
基板上には、ADCMP601を取り付けました。ADCMP601は0.65mmピッチかつ小型パッケージ(SC70)であるため、TSOP-8の変換基板には実装できず、0.8mmのSOT-23にギリギリ乗せて実装しました。ADCMP601の製品ページですが、
ADCMP601: コンパレータ、超高速、6ピンSC70およびSOT-23パッケージ
http://www.analog.com/jp/amplifiers-and-comparators/comparators/adcmp601/products/product.htmlまた写真右側にDIPICソケットが見えますが、ここにはディレイラインを挿入します。各タップから遅延した出力が得られます。今まであまり良いICを探すことができませんでしたが、Data Delay Devices社というものを見つけ、この会社のもの(3D3220シリーズ)を使うこととしました。
「アナログ回路基板のプロトタイピングのはずでは?」と疑問もお持ちになるかもしれませんが、プロトタイピングの一般論としてご覧ください(汗)。